インテリア業界の仕事の違い【3種類】あなたに合う職業はどれ?
こんにちは。
インテリアコーディネーターの小野まどかです。
「インテリアが好き!インテリア業界で働きたい!」
インテリアと一言で言っても、
インテリアに関わるお仕事はたくさんあります。
インテリア業界の代表的なお仕事と言えば、
- インテリアコーディネーター
- インテリアプランナー
- インテリアデザイナー
ですよね。
この3つの違い、
きちんと説明できるでしょうか?
実は内容や向いている人・資格が違うんです。
今回はそれぞれの違いが分かるよう、
まとめてみました。
自分に合うインテリアのお仕事はどれか、
チェックしてみてくださいね。
Contents
インテリアコーディネーター:住みやすさを提案するお仕事
インテリアコーディネーターは
住宅やオフィス・店舗の内装について
アドバイスします。
カーテンや壁紙・家具・小物など主に既製品を扱い、
お客さんの理想の環境を作り上げます。
インテリアコーディネーターに向いている人
インテリアデザイナーは自分の好みではなく、
お客さんの希望を叶えるために提案できなければいけません。
インテリアに関する深い知識はもちろんのこと、
ヒアリング能力・コミュニケーション能力が求められます。
インテリアコーディネーターは
「人と接するのが楽しい」
「予算内で満足できるアイテムを探したい」
といった人が向いています。
インテリアコーディネーターの資格
「インテリアコーディネーター資格」は
インテリア産業協会の認定する民間資格です。
受験資格は特にないので、
誰でも受験できます。
合格率は20%程度。
二次試験には製図も行うので、
本格的な対策が必須です。
インテリア関連の企業に就職してから
仕事をしつつ資格取得を目指す人も多いようです。
他にも、
「建築士」や
「福祉住環境コーディネーター」の資格を持っていると、
インテリアコーディネーターとしての幅が広がるでしょう。
インテリアコーディネーターの資格については
こちらでも詳しくご紹介しているのでぜひ!
インテリアプランナー:安全面まで考えるお仕事
インテリアプランナーは
家具の選定も行いますが
企画・設計図作成・工事監理がメインです。
そのため安全面や建築性能など
建築に関する知識も必要です。
インテリアプランナーに向いている人
公共施設や店舗の模型(サンプル)を作るのも
インテリアプランナーの仕事の一つ。
インテリア業界は華やかな印象ですが、
地道で繊細な作業が求められるんですね。
インテリアプランナーは
「細かい部分まで突き詰めたい」
「設計した通りの空間になっているか、自分の目で確認したい」
といった人が向いています。
インテリアプランナーの資格
「インテリアプランナー資格」は
建築技術教育普及センターの認定する民間資格です。
設計製図試験の合格率は25%と低いです・・・。
まずは学科試験を合格してから
5年以内に挑戦するのがおすすめです。
試験は誰でも受験できますが、
インテリアプランナーとして登録を受けるには
実務経験が必要です。
ちなみに「インテリアプランナー」資格取得者は
他の試験を受験する際に優遇措置を受けられることがあります。
例えば、
「商業施設士試験」では
実務経験無しで受験可能に、
さらに学科試験のひとつ施設計画科目が免除されます。
インテリア関連の資格を効率よく取得できるため、
ぜひチェックしてみてくださいね。
インテリアデザイナー:オリジナル家具も考えるお仕事
インテリアデザイナーは
ホテルやオフィス・病院などの空間を設計していきます。
「あれ?インテリアコーディネーターと同じじゃないの?」
と思ったかもしれません。
主な違いは扱う商品です。
インテリアデザイナーはオリジナルの空間を求められることが多く、
コンセプトや内装をイチから考え、
ときには注文(オーダー)品で対応します。
一方インテリアコーディネーターは
主に既製品を組み合わせて
内装を作り上げます。
インテリアデザイナーに向いている人
先ほど説明したとおり、
内装の設計も行うので
高い美的感覚が求められます。
インテリアデザイナーは
「センスを活かして内装プランを提案したい」
「家具や照明のデザインもしたい」
といった人が向いています。
インテリアデザイナーの資格
「インテリアデザイナー資格」は
日本デザインプランナー協会の認定する民間資格です。
特徴的なのは、
在宅形式で行われるという点です。
問題が郵送されるため、
自宅で解答し、期限内に返送します。
合格率は30%前後と簡単ではありませんが、
デザインに関する理解力・表現力を高めていれば
十分合格を狙えます。
また、色彩の知識を増やし、
「カラーコーディネーター検定」や「色彩検定」も受験することで
よりお客さんの求める空間を提案できるでしょう。
まとめ
インテリア業界の代表的な仕事について
まとめました。
- インテリアコーディネーター:住みやすさを提案するお仕事
- インテリアプランナー:安全面まで考えるお仕事
- インテリアデザイナー:オリジナル家具も考えるお仕事
それぞれ内容や向いている人・資格が違うことが
伝わったでしょうか?
3つのお仕事の違いを知っていれば
就職(転職)先や資格取得を検討しやすくなると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。