Blog インテリア業界事情
#インテリア業界事情 2022.07.05

【インテリアコーディネーター】主な就職先と仕事内容の違い

こんにちは。
インテリアコーディネーターの小野まどかです。

 

インテリアコーディネーターは
住宅だけでなく
商業施設(レストランやオフィスなど)や
公共施設(学校や病院など)
さまざまな建築のインテリアを担当します。

 

就職先によって
任される内容が違います。

 

がんばって就職したのに、
「自分のやりたい仕事じゃなかった・・・。」
「思ってたのと違った・・・。」
と後悔したくないですよね。

 

 

今回は
インテリアコーディネーターの
主な就職先と仕事内容の違いを解説します。

就職・転職する前にぜひチェックしてくださいね。

 

 住宅メーカー:新築をコーディネート

インテリアコーディネーター求人数が多いのは
住宅(ハウス)メーカーです。

  • 積水ハウス
  • 旭化成ホームズ
  • ダイワハウス
  • 住友林業
  • ミサワホーム
  • 三井ホーム

などが有名ですね。

住宅メーカーが保有している展示場やショールームの
インテリアをコーディネートする他

新しい住宅を購入するお客さまの要望に応じて
内装をアドバイスしたりします。

 

家具・壁紙・照明・カーテンなど
提案できる幅が広く、
アイデアを存分に発揮できます。

 

大手企業によっては
その関連企業のカタログ商品しか使えない、
といった場合もあります。

 

自分で家具などをデザインするわけではないので、
オリジナルな提案をしたい方には物足りないかもしれません。

 

家族構成やライフスタイル、
好きな雰囲気や希望を予算にすり合わせていくのが
住宅メーカー勤務インテリアコーディネーターとして
腕の見せ所とも言えます。

 

住宅メーカーは求人していることも多いんですが
やはりインテリアコーディネーターの資格は求められるので

働いてみたい方は資格を勉強しながら
就職・転職にチャレンジしてもいいかもしれません!

 

 

 リフォーム会社:条件内で満足いくものを

最近では、
リフォーム専門会社で活躍するインテリアコーディネーターも
増えてきました。

 

リフォーム会社でのお仕事の特徴は、
さまざまな条件が定められている点です。

 

中古物件を扱うリフォーム会社では、

  • 間取り
  • 設備
  • 壁紙・床
  • 水まわり

などが変えられないことも。

 

その制約の中で
いかにお客さまの満足を引き出せるか、
がカギになります。

 

現在の住まいを見て、
詳細なヒアリングを行い、
リフォーム完成後の姿を提案できる人が
求められます。

 

リフォーム会社ならではの難しさを
楽しめるかどうか?
考えてみてくださいね。

 

 

 設計・デザイン事務所:ゼロからお家を作り上げる

設計・デザイン事務所では
インテリアコーディネーターとして
任せられる業務が幅広くなります。

 

基本的に決められた仕様がなく、
ゼロから作り上げていきます。

図面も描くため、
内装だけでなく設計の知識も必要です。

 

打ち合わせから素敵なお家ができていく過程を
自分の目で見ることができ、
やり甲斐を感じられます。

 

その分、業務時間が長引き
残業や休日出勤が目立ちます。

結婚している女性は旦那さんの、
お付き合いしている女性は彼氏さんの、
理解やフォローがないと厳しいかもしれません。

 

設計・デザイン事務所に応募する際は
仕事内容や勤務時間を十分確認しましょう。

 

 

 設備メーカー:自社製品の魅力をアピール

設備(インテリア)メーカーでも
インテリアコーディネーターの需要が高まっています。

  • 照明器具
  • 壁紙
  • 家具
  • 建材
  • 窓・サッシ

などを取り扱うメーカーは、
自社製品の魅力を説明できる人が欲しいんです。

 

製品を活かして素敵なコーディネートを作り上げ、
お客さまにアピールできれば、
売上に大きく貢献します。

 

例えば、
ウインドートリートメントメーカーで働く場合、
窓辺に合わせてカーテンやブラインドを選び、
オシャレに明るくします。

 

外からの印象も考えて
最善の提案ができれば、
お客さまから喜ばれるでしょう。

 

自社製品を取り入れてもらうために
納得してもらえるプレゼンテーション能力も大切ですね。

 

 

 インテリアショップ:空間づくりと販売

インテリアショップや家具店・デパートでは

主に家具やインテリアの販売
お客様と接客したりします。

 

また、季節やイベントに応じて
レイアウト変更したり
POP・ディスプレイ設置したり
といったお店の空間づくりを行うこともあります。

 

インテリアコーディネーターとしての専門性は
あまり求められず、
販売職として未経験から働けます。

他業種でも販売経験があれば
すぐに活躍できるでしょう。

 

また、アルバイトから就業でき、
資格も必要ない、
と比較的ハードルが低いのも特徴。

まずはインテリアショップで働きながら
センスを磨きつつ資格を取得し、
大手企業への転職やフリーランス(独立)を目指す人もいます。

とにかく早く
インテリア関連のお仕事を始めたい方には
ぴったりです。

 

 まとめ

インテリアコーディネーターの
主な就職先と仕事内容の違いをまとめました。

  • 住宅メーカー:新築をコーディネート
  • リフォーム会社:条件内で満足いくものを
  • 設計・デザイン事務所:ゼロからお家を作り上げる
  • 設備メーカー:自社製品の魅力をアピール
  • インテリアショップ:空間づくりと販売

インテリアコーディネーターと一言で言っても、
業種によって何をするかが変わってきます。

 

応募する前に就職先の特徴を掴んでおくことで
回り道せずに済みますよ^^

 

ぜひ参考にしてみてください。